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【バロック様式】ド派手なルイ14世様式やイギリスのバロック様式の特徴について画像で解説【世界のインテリアの歴史⑤】

André-Charles Boulle

 

 

こんにちは、しけたむです。

 

 

この記事では

 

  • 「ド派手なものがとにかく好きだ。」
  • 「身の回りの食器や器にはこだわっている。」

 

 

という人のために

 

バロック様式の特徴を分かりやすく画像付きでご紹介していきます。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ロマネスク 、ゴシック、ルネサンス、バロックとカタカナが続くと他の様式と混同するようになってくるにゃ!「あれ?」と思ったら、何度も戻りながら確認して、間違えないようにするにゃ。

 

 

 

 

 

バロック様式とは?

キリスト昇架 バロック『キリスト昇架』 ルーベンス

 

 

バロックは16世紀末から17世紀初頭にかけてイタリアのローマ、マントヴァ、ヴェネツィア、フィレンツェで誕生し、ヨーロッパの大部分へと急速に広まった美術・文化の様式です。

 

 

 

豪華さを競うような、華麗でド派手な装飾が特徴的で

ルネサンスの厳格な規則性を離れ、有機的な流動感と力強さを強調しています。

 

 

 

バロック様式の建築物では、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニが設計したバチカンの聖ピエトロ広場が代表的で、10年以上の歳月をかけて完成させました。

 

ローマ バチカン ベルニーニサン・ピエトロ広場 噴水出典:しけたむ

 

 

このベル二ーニは、バロックの時期を代表するイタリアの彫刻家であり建築家、そして画家でもありました。

 

 

 

ベル二ーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた。

 

 

とまで賞賛された、バロック芸術の巨匠です。

 

 

 

 

古代遺跡が残る古き都ローマは、ベルニーニの手によって絢爛豪華な装飾にあふれる美の都に変貌していきました。

 

 

 

ローマでは、今でも彼の残した多くの作品を見る事ができます。

 

四大河の噴水出典:しけたむ

四大河の噴水と呼ばれるベルニーニの作品。4つの大河はナイル川、ガンジス川、ドナウ川、ラプラタ川を擬人化し、表現している。

 

 

 

ミネルバ オベリスク出典:しけたむ

ミネルバ・オベリスクは像が台座になっているオベリスク(記念碑)で、ベルニーニの作品

 

 

バロックの時代はフランスではルイ13−14世時代にあたります。

 

 

特にルイ14世時代に盛んだったので、バロック時代のフランスの美術・文化様式をルイ14世様式とも呼ばれます。

 

 

 

イギリスでは後期ジャコビアン様式ウィリアム・アンド・メアリー様式

バロックの時代に相当します。

 

 

 

以下より、それぞれの様式を覚えてゆきましょう。

 

 

 

フランスのバロック様式

ルイ14世様式

ヴェルサイユ宮殿 ルイ14世 バロック▲ルイ14世によって1682年に建てられたヴェルサイユ宮殿はバロックの象徴的な建築

 

 

ルイ14世様式は、17世紀中頃〜18世紀初期、フランスのルイ14世が統治していた時代の美術・文化様式のことをさします。

 

 

 

イタリアのバロック様式の影響は、ルイ13世の頃からすでに受けていましたが

太陽王」と称されたルイ14世のもとでよりド派手に、より豪華で重厚な印象となり、その絶頂期を迎えます。

 

 

 

 

この時代のインテリア家具には、黒檀(こくたん)の化粧張り、黄銅や象牙などを用いた象嵌(ぞうがん)やブロンズの銀めっき、金、銀、べっ甲などのド派手な装飾が使用されました。

 

ルイ14世様式 家具出典:THE MET

▲ヴェルサイユ宮殿の家具デザイナーである『アンドレ・シャルル・ブール』によるキャビネット。黒檀の化粧張り、象嵌、ブロンズの金メッキなどド派手な装飾が施されている。(1700年頃)

 

 

 

ルイ14世様式の建築はヴェルサイユ宮殿が最も代表的です。

 

 

ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿 外観出典:BFMTV

▲ヴェルサイユ宮殿のファサードは400メートルもあり、左右対称の構成。正面玄関はU字型に凹んだ位置にあり、宮殿の裏には大庭園が広がっている。

 

 

ヴェルサイユ宮殿は、1682年にフランス王ルイ14世(1638年 – 1715年)が建てたフランスの宮殿で、ヴェルサイユ城とも呼ばれています。

 

 

バロック建築の代表作で、豪華な建物と広大な美しい庭園で有名です。

ヴェルサイユ宮殿 庭園 噴水出典:Good Fon

▲「王の庭師」といわれるアンドレ・ル・ノートル設計の平面幾何学式庭園。平地を幾何的に切り分け、川や池・泉・運河を造り、植物を整然と配して装飾した。水なき土地に水を引くことは、王の力を誇示する狙いがあったと言われる。 

 

 

1675年に宮殿の工事に着手し、7年の歳月と25,000人を動員して1682年に完成させました。

 

 

同時に始まった噴水庭園の工事には宮殿工事以上の36,000人を動員し、10km離れたセーヌ川にダムを作り水を引いてきました。

 

ヴェルサイユ宮殿 王室礼拝堂出典:旅のアシアト

▲入口から階段を上って最初に目にする『王室礼拝堂』では、結婚式やミサなどが行われていた。ルイ16世の時代には、14歳だった王妃マリー・アントワネットとの結婚式もこの礼拝堂で執り行われている。

 

 

鏡の間 ヴェルサイユ宮殿出典:Expatolife

▲宮殿のなかで最も壮麗な空間『鏡の回廊』は1684年に完成。73mもの大回廊の壁一面には当時非常に高価だった鏡が357枚も張り込まれている。天井はギャラリーとなっていて、宮廷画家シャルル・ル・ブラン(後述)による壮麗な30枚の絵画が並ぶ。

 

 

ヴェルサイユ宮殿 王の間出典:HisouR

▲ヴェルサイユ宮殿のほぼ中心に位置する『王の寝室』は、王の生活の場であると同時に王の執務室であり、君主制の聖域でもあった。ルイ14世は1715年9月1日にこの寝室で息を引き取った。

 

 

ヴェルサイユ 王妃の寝室出典:Palace of Versailles

『王妃の寝室』はルイ14世妃以来、歴代の王妃が使用した。最後にこの部屋を使用したのは、マリー・アントワネットで、王妃はこの部屋で大半の時間を過ごし、人々の訪問を受けた。

 

 

 

ヴェルサイユ宮殿の完成から86年後の1768年、ルイ15世の時代にヴェルサイユ宮殿の大庭園を抜けた場所に、『プチ・トリアノン』というロココ様式の内装で施された離宮が建設されます。

 

 

 

ルイ15世の死後、ルイ16世の統治時代に当時19歳だった王妃マリー・アントワネットに私的な宮殿として与えられました。

 

 

▼マリー・アントワネットにプレゼントされた宮殿『プチ・トリアノン』はこちらから!▼

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シャルル・ル・ブラン

シャルル・ル・ブラン出典:Wikipedia /シャルル・ル・ブラン

 

シャルル・ル・ブラン(1619 – 90)は、フランスの画家、室内装飾家、美術理論家で、ルイ14世の第一画家としてヴェルサイユ宮殿、ルーヴル宮殿等の室内装飾を担当した人物です。

 

 

 

ブランはヴェルサイユ宮殿の室内装飾のデザインを行いながらも自ら絵画を描き続け、『鏡の回廊』での天井絵画など多くの部屋で彼の作品を見ることができます。

鏡の回廊 天井 シャルル・ル・ブラン出典:CULT REZ BOUS

▲『鏡の回廊』の装飾や30枚にもおよぶ天井絵画もシャルル・ル・ブランによるもの

 

 

 

ゴブラン織の工場の設立運営にも関わり、17世紀のフランス美術・芸術界に強い影響を与えました。

 

 

 

ゴブラン織とは「フランスのゴブラン工場で製作されたタペストリー(タピスリー)のこと」を指すのですが、現在では広義で『タペストリー全体のこと』を指します。

 

ゴブラン織出典:Apollo Magazine 

▲シャルル・ル・ブランによるゴブラン織は高さ370cm、幅576cm。王立ゴブラン製作所を訪れた王に慌てふためく所員たちを描いた。『Louis XIV Visiting the Gobelins Factory』(1673年)

 

大会食の間 出典:Apppie

▲王と王妃が公的な食事の際に利用した『大会食の間』の壁面に掛けられた大きなゴブラン織

 

 

ル・ブランは、ゴブラン工場彫刻・絵画アカデミーを通してフランスの工芸や美術界全体を支配し、フランスで製造されたあらゆる製品に豪華で強烈な個性を刻み込みました。

 

 

 

彼はルイ14世様式の生みの親とも言うべき人物であり、彼の死後何世紀にも渡ってフランス人の趣味傾向に影響を与え続けました。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ちなみにこのゴブラン工場は、現在も国営工場として操業していますにゃ〜

 

 

▼タピスリー(タペストリー)、つづれ織りはこちらの記事もチェック!▼

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アンドレ・シャルル・ブール

アンドレ・シャルル・ブール出典:Sotheby’s/André-Charles Boulle

 

 

アンドレ・シャルル・ブール(1642–1732)は、オランダ出身の家具職人で『インレイ』、『マルケトリー』と呼ばれる寄木細工の分野で最も卓越した技術を発揮しました。

 

 

■インレイ(inlay)とは日本語では象嵌(ぞうがん)と呼ばれ

一つの素材に異質の素材を嵌め込む』技法

 

■マルケトリー(Marquetry)象嵌の一種

象嵌で花や鳥などの緻密な模様を描く』技法。

 

木の表面に違う色の木を嵌め込んで模様を作る「寄木細工」のこと。

 

16世紀にイタリアで生まれ、17世紀にフランスで花開き

高級家具に施す装飾の代表的な手法へと昇華した。

 

 

 

また、ブールは世間から「フランスのすべてのキャビネットメーカーの中で最も注目に値する人物」とまで言われ、ルイ14世からの熱いオファーによりヴェルサイユ宮殿の家具を担当することになります。

 

 

 

ブールは象牙、ベっこう、金、銀、銅、真鍮(しんちゅう)などをふんだんに使ったド派手な家具を多く設計し、華麗なデザインのブールの家具は、バロック様式の象徴とも呼ばれました。

アンドレ・シャルル・ブール出典:Antiquite NICCOLETTI

▲細かな象嵌細工が施されたキャビネット。そのデザインにはシノワズリの影響が感じられる。

 

アンドレ・シャルル・ブール出典:P.clostermann

▲ブールのデザインによるド派手なチェスト。大理石の天板と煌びやかなブロンズの金メッキに彫金が施される。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
アンドレ・シャルル・ブールは宝石を散りばめたド派手な家具をたくさん作ったにゃ。だから『家具の宝石商』とも呼ばれたんにゃー。フランス史の中でもダントツ1位で名前の挙がる優れた芸術家であり、職人でしたにゃ!

 

 

イギリスのバロック様式

後期ジャコビアン様式

後期ジャコビアン様式出典:ART INSTITIVE CHICAGO

▲1680-1702年頃の後期ジャコビアン様式のイギリスの応接室。壁面や家具にはルイ14世、15世様式の華やかな装飾の影響が見られる

 

 

バロックの時代は、イギリスでは後期ジャコビアン様式からウィリアム・アンド・メアリー様式(後述)に相当します。

 

 

 

ジャコビアン様式とは、ジェームズ1世の統治時代(1603-25)から、彼の息子のチャールズ1世の統治時代(1625−49)を中心とした17世紀初頭から中ごろの建築様式になります。

 

 

 

ジャコビアン様式の前のエリザベス様式との連続性が強く、直線的なゴシックのデザインと、ルネサンスの古典主義的な華美なデザインのミックスというような特徴です。

 

 

 

 

イギリスのルネサンスからバロックへの過渡期と言える様式でもあり、ルネサンスの時代のジャコビアン様式を『初期ジャコビアン様式』、バロック時代のジャコビアン様式を後期ジャコビアン様式と分けられることもあります。

 

 

 

そのためジャコビアン様式の家具は、初期はルネサンスの影響を受けた「エリザベス様式」の特徴を持っていて、後期には「バロック様式」の影響が加わっています。

 

 

 

▼ジャコビアン様式の特徴は、前回の記事でご紹介!▼

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ジャコビアン様式はのちに植民地時代のアメリカへと伝えられ、コロニアル様式(アーリーアメリカン様式)の家具の手本ともなりました。

 

 

▼ジャコビアン様式が影響を与えたコロニアル様式はこちら!▼

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ウィリアム・アンド・メアリー様式

ウィリアム&メアリー出典:MEISTERDRUCKE

▲ウィリアム・アンド・メアリー様式のインテリアにはウォルナット材が好まれた

 

 

ウィリアム・アンド・メアリー(メリー、マリー)様式とは、イギリスの王であるウィリアム3世とその妻メアリー2世共同統治時代(1689-1702)に流行した様式のことを指します。

ウィリアム・アンド・メアリー

▲ウィリアム3世とメアリー2世の肖像画。イギリス史上、平等の権力による「共同統治」が君主に認められた唯一の時代。

 

 

オランダ出身のウィリアム3世がオランダから優秀な家具職人を連れて来たことにより

家具の形や装飾が重厚なスタイルが多く見られるようになりました。

 

 

 

またこの頃は素材はウォルナット(いわゆるクルミの木)が多く使われていました。

 

 

 

ねじり脚

ねじり脚出典:ツインアンティークス

 

ウィリアム・アンド・メアリー様式の特徴としては、家具の脚にジャコビアン様式にも見られるねじり脚(バーリーシュガーツイストが施されていたり、、、

 

 

ベルフット、トランペットレッグ

ベルフット ウィリアム・アンド・メアリー様式出典:LEVY

▲ベル(鐘)にもらっきょうにも見えるベルフットのローボーイテーブル。ウォルナット材(1725年頃)

 

 

ベルフットトランペットレッグと呼ばれる釣鐘(つりがね)型トランペット型らっきょう型の装飾が施されていたり、

 

 

ストレッチャー(貫)

ストレッチャー出典:SUSAN SILVER

 

脚同士をクロスで繋ぐ貫(ぬき)、英語でストレッチャーもウィリアム・アンド・メアリー様式の特徴の1つです。

 

 

装飾としてだけではなく、脚がしなるのを防ぎ家具自体の安定性を高める効果もあります。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
フランスのド派手な家具と比べると、ウィリアム・アンド・メアリー様式の家具は優しい印象だにゃー。ウォルナット材を使って、木の温もりを感じるからかにゃ?

 

 

バロック様式の工芸品

ヴェネツィア・ガラス

ベネチアンガラス ヴェネツィア・ガラス

出典:Original MURANO GLASS

 

バロックの時代には、ガラス器の工芸品の産地としてヴェネツィア(ベネチア)が興隆しました。

 

 

このヴェネツィアで作られるガラス器をヴェネツィア・ガラス(ベネチアン・グラス)と呼びます。

 

 

 

ヴェネツィア・ガラスを含まないソーダ石灰を使用する事が特徴で、コバルトマンガンなどの鉱物を混ぜることで様々な色合いを表現することが出来ます。

 

 

混ぜる鉱物により硬度が変化し、赤色のガラスが最も硬度が高いです。

ヴィネツィアン・グラス ベネチア ガラス

▲ヴェネツィアガラス製作の様子。空気を送り込みながら温度を自在に変化させる。

 

 

ヴェネツィア・ガラスは高い装飾性も特徴で、基本的な製法はソーダガラスを使用した吹きガラスですが、空中で吹くことにより『極薄に吹き上げる技法』や、ガラスを細ーく引き伸ばして竜や花や鳥などをモチーフにした『複雑な装飾を施す技法』など、『軽業師(かるわざし)の妙技』と呼ばれる高度なテクニックが用いられています。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
その昔、極限までうすーーーく吹いたガラスを割って、カーニバルの行列で紙吹雪みたいにまいていたにゃ。それほど薄くできる技術があったんにゃ。ちなみにガラス職人の達人は『マエストロ』って呼ばれてますにゃあー

 

 

 

マヨリカ陶器

マヨリカ陶器出典:Christie’s

▲1600年に作られたマヨリカ陶器のプレート『A DERUTA MAIOLICA CHARGER』

 

 

陶器の分野では14−16世紀にスペインのマヨルカ島から、イタリアに輸入されて完成されたマヨリカ(マヨルカ、マジョルカ)陶器が盛んになりました。

 

 

 

白地に鮮やかな彩色を施し、歴史上の光景伝説的光景を描いたものが多いです。

 

 

 

マジョリカ焼、マヨルカ焼、マリョルカ焼、マジョルカ焼など、呼ばれ方は様々です。

マヨリカ陶器 マジョリカ陶器 マヨルカ陶器出典:AUCTIONN FR

▲1530−1550年頃に作られたマヨリカ陶器のプレート『PLAT EN MAJOLIQUE DE DERUTA』

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
マヨリカ陶器は窯に入れて焼く時に、かなり多くの薪を使うんだにゃ。それにより森林伐採が進んで問題になった事があったそうにゃー

 

 

デルフト陶器

デルフト陶器 出典:Unseen Beauty

 

デルフト陶器は、オランダのデルフトとその近辺の街で16世紀から生産されている陶器で

日本では『デルフト焼き』とも呼ばれます。

 

 

 

 

白色の釉薬を下地にして、スズ釉薬を用いて彩色、絵付けされる陶器でどこか中国的な東洋の雰囲気を感じさせる陶器です。

 

 

 

 

17世紀になると東インド会社(※1)が中国から大量の磁器をオランダに輸入しました。

(※1:イギリスやオランダで設立された、アジア地域との貿易を特権的に行う貿易会社)

 

 

 

この中国磁器の優れた品質と独特の色合いや精密な絵付けが、当時のデルフトの陶器職人に大きな影響を与えました。

 

 

 

中国の明の皇帝が1620年に死去すると、ヨーロッパへの中国磁器の輸出が止まります。

 

 

 

大人気だった中国時期が入ってこなくなってしまったヨーロッパでは、次第に中国磁器の模倣が行われるようになりました。

 

 

 

しかし、中国磁器の製造工程をヨーロッパの職人たちは見たことがありませんでしたから、作陶には大変試行錯誤し、長い時間をかけてようやくデルフト・ブルーと呼ばれる青い模様のデルフト陶器が生み出されたのです。

デルフト陶器出典:Bijenkorf

▲17世紀後半に作陶されたデルフト陶器の花瓶。中国風の絵付けが施されている。

 

 

日本の伊万里焼の影響も受け、デルフト陶器はそれまでの西洋的な陶器とは異なり、また、中国磁器とも違った世界観を確立し、人気を得ました。

 

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
デルフト焼きはお皿や器だけでなく、建築材料としてタイルなどに使用されることもありますにゃ!

 

 

 

 

 

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お疲れ様でした。

 

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

 

バロックについての記事でわからないことやお気づきのことがあれば

 

 

お問い合わせからご連絡いただけますと嬉しいです。

 

 

では、次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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