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【ネオクラシズム(新古典主義)】ルイ16世様式とジョージアン様式の家具や特徴を画像で解説【世界のインテリアの歴史⑦】

Harewood house

 

 

こんにちは、しけたむです。

 

 

この記事では

 

  • 「イタリアのポンペイ遺跡に興味がある。」
  • 「ド派手な家具よりも、クラシックでもう少し落ち着いたデザインの家具が好きだ。」

 

 

という方々に向けて、

 

ネオクラシズム(新古典主義)の特徴を分かりやすく写真付きでご紹介していきます。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
18世紀、イタリアのポンペイという場所から2000年前の遺跡が発掘されたんにゃ。これをきっかけにルネサンス以来、再び古典的な様式が再評価されるようになったのにゃー

 

 

 

 

 

ネオクラシズム(新古典主義)とは?

ポンペイ出典:しけたむ

▲イタリアのポンペイ遺跡は1748年に発見された

 

 

18世紀中期以降、バロック様式やロココ様式に見られた過剰ともいえる豪華絢爛、ド派手な装飾や表現の流行への反発があったり、、、

 

 

イタリアのポンペイで古代ローマ時代の遺跡が発掘されたことがあったりで、、、

 

 

ルネッサンスの時代のように、再び古典的な様式への評価が高まりました。

 

 

 

 

この再び訪れた古典主義の流行ネオクラシズム(新古典主義)と言います。

 

 

 

 

フランスでは、国王ルイ16世の統治している時代にあたる為、ルイ16世様式とも呼ばれます。

 

 

イギリスでは、国王ジョージ1世から4世まで続くジョージアン期にあたる為、ジョージアン様式とも呼ばれます。

オスタレー邸▲ロンドン西部にある『オスタレー邸』はネオクラシズムの代表建築のひとつ

 

 

ネオクラシズムの特徴は、シンメトリック(左右対称)で直線的なデザインです。

 

 

 

古典的な様式への回帰を目指す様式であった為、ギリシャ・ローマ時代の古典的な装飾モチーフが随所に用いられているのもネオクラシズムの特徴です

 

 

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フランスのネオクラシズム(ルイ16世様式)

 

プチ・トリアノン

プチトリアノン 小トリアノン宮殿出典:THE NEW FILLMORE

 

 

フランスのネオクラシズム(ルイ16世様式)を代表する建築は、ヴェルサイユ宮殿内の庭園にある離宮の一つ、プチ・トリアノンです。

 

 

 

プチ・トリアノンは、ルイ16世の王妃である『マリー・アントワネット』の私的な宮殿として有名で、小トリアノン宮殿とも呼ばれています。

プチ・トリアノン出典:Flicker

▲プチ・トリアノン宮殿の大理石を使用した豪華なエントランスホール。2階の壁面にはフェスツーン(後述)の装飾が見える。

 

 

プチトリアノンがマリー・アントワネットの私的な所有物となる以前、もともとこの建物はルイ16世のお爺様である、ルイ15世自分の愛人である『マダム・ド・ポンパドゥール』のために建設された建物だったのでした。

 

 

 

 

しかし1762年から1768年のプチトリアノン建設中、ポンパドゥールは42歳の若さで亡くなってしまった為、ルイ15世が新しい愛人である『マダム・デュ・バリー』にこの完成したばかりのプチトリアノン宮殿を与えました。

ポンパドゥール 夫人出典:DAILY DOSE OF ART

▲その美貌でルイ15世を虜にしたポンパドゥール

 

 

その後、1774年に王に即位した20歳のルイ16世(ルイ15世の孫)が、このプチトリアノンと周辺の庭園を19歳のマリーアントワネット王妃に、彼女の私的な所有物として与えた、という流れです。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ポンパドゥールは美貌と学芸的な才能に恵まれましたが、ルイ15世のお金をじゃんじゃん使い込んで贅の限りを尽くしたんにゃ。ポンパドゥールが残した有名な言葉は「私の時代が来た」なんだにゃwww

 

 

プチトリアノン 小トリアノン宮殿出典:Pinterest

▲プチトリアノンのサロン。所有者が女性であった為、可愛らしいインテリアとなっている。

 

 

ちなみに、プチトリアノンの外観はルイ16世様式ですが、内装はロココ様式です。

 

 

これは、プチトリアノンが18世紀前半のロココ様式から1760年代以降のより落ち着きのある洗練されたルイ16世様式への移行期における建築であったため、それぞれの様式を持ち合わせた建築となった、と言われています。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
マリー・アントワネットは生前、一人静かにプチトリアノンで田園生活の風情を楽しんで、この場所を最も愛したといわれてますにゃあ〜

 

 

ジャン・アンリ・リーズネル

Jean Henri Riesener出典:Wikimedia commons

 

 

ジャン・アンリ・リーズネルはドイツ出身のルイ16世様式を代表する家具職人です。

 

 

パリで家具製作の修行を積み、1768年に家具職人マスターの称号を獲得します。

 

 

 

マリ―・アントワネットはジャンの家具が大のお気に入りで、いくつもの家具を製作させます。

ジャン・アンリ・リーズネル 家具出典:APOLLO

▲ジャンの1770年頃の作品『Roll Top Desk』

 

 

ジャン・アンリ・リーズネル 家具 チェスト出典:APOLLO

▲ジャンの1782年頃の作品『Chest-of-Drawers』

 

 

ジャン・アンリ・リーズネル 出典:THE MET

▲正面の鮮やかな化粧板には、日本の17世期の漆器の小片が再利用されたコンモード(1783年)

 

 

このコンモード(いわゆるタンス)は、1783年にマリー・アントワネットのために製作されました。

 

 

 

日本から輸入された漆箱を収納するため、ヴェルサイユ宮殿の王妃の私室のために注文されたものです。

 

 

 

艶のある黒漆に金を施し、光沢のある黒檀(こくたん)の地に、写実的な花が組み合わされた花綱と花冠をモチーフとする見事な金銅の飾り金具が、眩しいほどに映えています。

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
日本から輸入した漆箱を収納するために作ったコンモードだにゃ!フランスの家具なのに、その柄をよーく見ると日本の家具を連想させるデザインですにゃ!

 

 

フェスツーン

festoon出典:Newel Antiques

 

 

フェスツーンとは、ルイ16世様式に見られる花綱飾りの装飾のことで、2点の間に花や木の実・果実・グリーンやリボンなどをつなげて飾られます。

 

 

 

ヨーロッパでは建築装飾だけでなく、家具や陶器などのデザインのモチーフとしても幅広く使用されています。

フェスツーン出典:Sydney Living Museums

▲柱に彫刻された木の実などを含んだフェスツーン

 

 

ちなみに世界で一番古い花飾りは、花や葉を結んで紐状にするガーランドと呼ばれます。

 

 

紀元前十四世紀の古代エジプトでは、ツタンカーメン王のミイラの首や柩(ひつぎ)を、このガーランドで飾っていました。

ガーランド 棺 フェスツーン出典:The Walters art museum

▲ガーランドの装飾が施された古代ローマ時代の大理石の棺

 

 

このガーランドを輪にしたものがクリスマスでお馴染みのリース(花輪)です。

 

 

 

このリースを頭にかぶるとサークレット(花冠)と呼ばれ古代ギリシャ・ローマで一般的になっていきました。

 

 

 

 

ルネッサンス時代、ガーランドは豪華になり花・葉以外に果実・木の実・リボンで飾られフェスタ(祭り)にふさわしい飾りとなりました。

 

 

 

このフェスタから、フェスツーン(花綱)という言葉が生まれたと言われています。

フェスツーン プチ・トリアノン出典:Grand estates 101

▲プチトリアノンのエントランス階段の壁面に飾られたフェスツーン

 

 

イギリスのネオクラシズム(ジョージアン様式)

 

 

 

ネオクラシズム(新古典主義)はイギリスでは、ジョージアン様式がこの時代にあたります。

 

 

 

 

ジョージアン様式は、最初の4人の国王ジョージ1世、2世、3世、4世の治世(1714~1830)に行われた建築・工芸の様式です。

 

 

 

期間が100年余にわたるため、ジョージアン様式の中でも新古典主義異国趣味など、インテリアの流行にさまざまな変化が見られました。

 

 

 

 

この時代のインテリアでは

 

 

ロバート・アダム(アダム様式)

 

ジョージ・ヘップルホワイト(ヘップルホワイト様式)

 

トーマス・シェラトン(シェラトン様式)

 

 

 

という3人の著名作家が台頭し、それぞれの様式を確立しました。

 

 

 

アダム様式

Robert Adam出典:Regency History

▲アダム 兄弟の中心的存在であった次兄のロバート・アダム

 

 

アダム様式とは、18世紀後期のイギリスにおける建築やインテリア、その関連工芸の表現様式です。

 

 

建築家でデザイナーのアダム兄弟が確立したもので、別で建築家となっていた長兄のジョンを除く、次兄のロバート・アダムと弟のジェームズ・アダム、末弟のウィリアム・アダムで構成され、次兄であるロバート・アダムが中心的存在でした。

 

 

 

アダム兄弟の活躍時期が国王ジョージ1世から4世まで続くジョージアン期(1714-1830)の中期に当たるので「ミッド・ジョージアン様式」とも呼ばれます。

 

 

 

直線的な外観明るい色調精細華麗な装飾を持つ独自の洗練様式を展開して人気を博し、インテリアだけでなく建築にも大きな影響を与えました。

ケンウッドハウス ロバート・アダム出典:Pinterest 

▲ロンドンにある『ケンウッド・ハウス』はロバート・アダムが16年の月日をかけて内装を手掛けた

 

 

その女性的で洗練されたエレガンスなロバート・アダムが生み出す装飾や家具は『イギリスのルイ16世様式』とも呼ばれます。

 

 

 

 

代表作はロンドンにあるオスタレー邸、イングランド北部のリーズにあるヘアウッド(ハーウッド)・ハウス、ロンドンにあるケンウッド・ハウスの室内装飾で、いずれも 1760年代および 70年代の作です。

 

 

オスタレー邸

オスタレー邸出典:Wikipedia

 

オスタレー邸(オスタリーハウス)は、エリザベス1世の金庫番かつアドバイザーでもあったトーマス・グレシャムによって1576年に建てられました。

 

 

エリザベス女王も訪れたという記録が残るオスタレー邸は、18世紀になってから銀行家でロンドン市長も務めたというフランシス・チャイルドの手に渡ります。

オスタレー邸 正面 玄関

出典:Pooky

▲オスタレー邸のイオニア式オーダーとペディメントの装飾

 

 

 

▼ペディメント(パラッディオ様式)についてはこちらの記事で復習!▼

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1761年、フランシス・チャイルドは、当時イギリスで最もファッショナブルな建築家の1人として名を馳せていたロバート・アダムを雇い、オスタレー邸の大規模リフォームを行い、現在の姿となりました。

オスタレー邸 タペストリールーム

タペストリー ディティール出典:Pooky

▲壁面にタペストリーが張られた『タペストリールーム』

 

 

室内の壁面にはモールディング(繰形:くりかた)という額縁の枠のようなもので長方形に区分され、絵画を飾ったり、花輪や月桂樹、楽器などの模様で飾られました。

オスタレー邸 オスタリーハウス出典:Pinterest

▲天井と壁面にウェッジウッドの『ジャスパーウェア』を彷彿とさせる装飾が施されたオスタレー邸エントランス 。ちなみにウェッジウッドを設立したジョサイアとロバート・アダムは同世代。 

 

 

 

▼ジョサイア・ウェッジウッドの『ジャスパーウェア』はこちらの記事にて紹介しています▼

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ダイニングルーム オスタレー邸

オスタレー邸 ダイニング 詳細出典:Pooky

▲白いモールディングとパステルカラーで彩られたダイニングルーム

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ロバート・アダムさんは男の人にゃんですが、この室内を見ると女の人がデザインしたかにゃ?と思うような、カワイイ内装になっているんですにゃー

 

 

ヘアウッド・ハウス

Harewood house出典:Pinterest

▲広大な敷地の中に立つヘアウッド・ハウス

 

 

ヘアウッド・ハウス(ハーウッド・ハウス)は、ロンドンとエディンバラの中間辺りのリーズという街の外れにある1000エーカー、約120万坪(東京ドーム約85個分!)の庭園の中に佇む豪邸です。

 

 

この豪邸の建設は、政治家でもあり軍人のラッセル男爵が1759年、パッラーディオ様式の建築家ジョン・カーに依頼して始まり、内装を依頼されたロバート・アダムが建物の一部にも手を加えて、1772年に完成しました。

ヘアウッドハウス エントランス 出典:Harewood house

▲ロバート・アダムはヘアウッド・ハウスのエントランスを長居する場所ではなく、前室と捉えた

 

 

ヘアウッド・ハウス 図書館出典:Wikimedia commons

▲ヘアウッド・ハウス内にある図書館。精巧な天井やパステルカラーはアダムの典型的な装飾。

 

 

内装のほとんどは、ロバート・アダムの設計によるもので、ヘアウッド・ハウス は彼の傑作の一つとされています。

 

 

 

パステルカラーを使用した配色や、細部まで作り込まれた意匠はアダムの並々ならぬインテリア装飾へのこだわりが感じられます。

ヘアウッドハウス ハーウッドハウス 寝室出典:The Culture Concept Circle

▲ヘアウッド・ハウス内にあるベッドルーム

 

ヘアウッドハウス ハーウッドハウス出典:The Culture Concept Circle

▲ベッドルームの傍に置かれたトーマス・チッペンデールによるデザインの家具

 

 

 

ヘアウッド・ハウスの家具は18世紀を代表する家具デザイナー『トーマス・チッペンデール』によって手掛けられています。

 

 

 

▼トーマス・チッペンデールって?となったら、こちらから復習しましょう!▼

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アダム様式の家具

アダム様式 Adame Style出典:Incollect

▲ロバート・アダムがデザインした椅子。背中にはメダリオン、脚は溝彫りが施されている。

 

 

アダム様式の椅子は、背中のデザインがメダリオン(卵形)竪琴のデザインとなっていること、脚には溝彫り(フルーティング)が施されていることが特徴です。

オスタレー邸 ダイニング 詳細出典:Pooky

▲オスタレー邸に置かれているアダムの椅子。背中が竪琴のデザインとなっている。

 

 

fluting フルーティング 溝彫り出典:The Spruce Crafts

▲溝彫り(フルーティング)の装飾が施された脚

 

 

溝彫り(フルーティング)は、古代ギリシャ・ローマ時代のオーダーを彷彿とさせるような、その名の通り溝を一定間隔で彫ったデザインのことです。

 

 

 

ロココ様式の椅子との見分け方としては、脚がカブリオールレッグになっておらず溝彫り(フルーティング)が施された直線的で細い脚となっていたらロバート・アダムの椅子です。

ロバート・アダム サイドテーブル出典:THE MET

▲溝彫りされた脚を持つサイドテーブル『Side table』(1780年)

 

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ロバート・アダムは多くの貴族の邸宅を手掛けましたが、遺跡研究にも意欲的で自らポンペイの遺跡に調査に出向いたにゃ。古代遺跡で見られるグロテスク模様をアダム風にアレンジしてインテリアデザインに取り入れたんだにゃー

 

 

ヘップルホワイト様式

HEPPLEWHITE ヘップルホワイト出典:House Appeal

▲シールドバックと呼ばれる盾(シールド)をデザインモチーフとしたチェア

 

 

ジョージ・ヘップルホワイトは1727年頃にイギリスで生まれた家具デザイナーで、高級家具のデザインおよび製造を行ないました。

 

 

 

ヘップルホワイトの家具は、新古典主義の建築家ロバート・アダムの作風から強い影響を受け、アダムのデザインに工夫を加え、より実用性に富み、かつ大量生産の可能な小型家具を次々と考案しました。

ヘップルホワイト スケッチ 家具出典:Pinterest

▲ヘップルホワイトの家具のスケッチ

 

 

美しく安価なヘップルホワイト様式の家具は、労働者階級を中心に大流行

 

 

 

ハート型(ハートバック)盾型(シールドバック)の背もたれをもつ椅子が代表作で、円形の浮き彫り、花と貝殻文様、果実文様などにデザインの特徴がみられます。

 

 

 

ロバート・アダムのような溝彫り(フルーティング)は無く、四角形の先細りの脚となっています。

ヘップル・ホワイト出典:Pinterest

▲背中にハート型のデザインを持つヘップルホワイトの椅子。脚は溝彫りではない。

 

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
ヘップルホワイトが死んじゃった後、奥様のアリスによって出版された家具デザイン集『家具製造家と室内装飾家のための手引書』 (1788) が評価されて、ますます繁盛したそうだにゃ〜。この手引書は、今で言うところのカタログですにゃ!商売上手な奥様ですにゃ!

 

 

シェラトン様式

 

シェラトン様式出典:Lynn Byrne

 

 

シェラトン様式とは、1751年生まれのイギリスの家具デザイナー、トーマス・シェラトンが創案した家具の様式です。

 

 

シェラトンは地元のキャビネットメーカーに弟子入りし、39歳まで働き続けました。

 

 

キャビネットメーカーを退職した後、ロンドンへ上京し、プロの家具コンサルタントとしてビジネスを行い、家具職人のためにデザインを教えていました。

 

 

 

シェラトンは、1791年から4冊の家具のデッサン集『The Cabinet Maker’s and Upholsterer’s DrawingBook』を出版すると、多くの家具メーカーが彼の本を購読し、やがてイギリスだけでなく、アメリカのインテリア業界にも影響を与えることとなりました。

トーマス・シェラトン Drawing 出典:National Galleries of Scotland

▲家具のデッサン集『The Cabinet Maker’s and Upholsterer’s DrawingBook』(1793年)

 

 

 

シェラトンの家具デザインには、壺・ばら・ベルフラワー(キキョウ科の鐘に似た花)などのモチーフが使用され、象嵌(ぞうがん)が見られました。

 

 

象嵌(ぞうがん)とは英語ではインレイ(inlay)と呼ばれ

『一つの素材に異質の素材を嵌め込む』技法のことです。

 

 

トーマス・シェラトン 象嵌出典: O’Sullivan Antiques. 

▲縁取りのような象嵌のデザインが施されたシェラトンのサイドテーブル

 

 

トーマス・シェラトン チェア デザイン出典:NICHOLAS WELLS

▲シェラトンのデザインにはアダム様式やヘップルホワイト様式の影響が見られる

 

 

シェラトン様式 チェア出典:THE MET

▲トーマス・シェラトンがデザインしたアームチェア

 

 

ナンタルカ
ナンタルカ
シェラトン様式は基本シンプルなデザインが多いんにゃけど、背中の装飾が凝っていてシンプルで無いものもあるにゃ!基本的には背もたれのカタチと脚のデザインでどの様式か判断するにゃー

 

 

 

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お疲れ様でした!

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

 

 

ネオクラシズムについての記事でわからないことやお気づきのことがあれば、

メールでご連絡いただけますと嬉しいです!

 

 

 

では、次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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