こんにちは、しけたむです!
この記事では
- 「カーテンレールの種類を画像で確認したい。」
- 「スタイルカーテンの実際の施工例を見てみたい。」
という皆様に向けて、カーテンレールとスタイルカーテンの種類について画像で解説します。
カーテンレール
カーテンレールは、機能性重視で最もポピュラーな「機能性レール」と、見た目の良さを重視した「装飾性レール」に大別されます。
また、その他の特殊な用途でのカーテンを取り付ける際に使用されるカーテンレールなどもあります。
機能性レール
出典:LIXIL
機能性レールとは、アルミやステンレスなどの耐久性が高くて軽量の素材で作られた、カーテンをスムーズに開閉できる機能性に特化したカーテンレールです。
低価格で施工も簡単であることから、最も広く一般的に用いられています。
また機能性レールは、レールが1列の「シングルタイプ」と、レールが2列の「ダブルタイプ」があり、ドレープカーテンとシアーカーテンの両方を掛けたい場合はダブルタイプを選ぶと良いでしょう。
出典:STYLE DART
▲壁面に取り付けたシングルレール(上)とダブルレール(下)。壁面が白い場合は白いレールが選ばれることが多い。
インテリアコーディネーターのテキストには機能性レールの断面形状について「C型」と「角型」が記載されていますが、主流は角型です。
出典:Fullness
▲あなたの自宅はどちらのカーテンレール?
装飾性レール
装飾性レールとは、デザイン性を重視した見せる(魅せる)カーテンレールのことです。
使われている素材は金属や木製、樹脂などさまざまで、デザインの種類が多いのでナチュラル、北欧、モダン、エレガント、インダストリアルなどどんなインテリア空間にも適しています。
カーテンの吊り方にはリングを使用したリングスタイルが多いですが、テープ状のタブで吊るタブスタイルや、ハトメに通したハトメスタイルも多く見られます。
出典:The spruce
▲リングにも金属や樹脂、木製などさまざまな種類があるリングスタイル。
出典:Decoist
▲テープ状のタブで吊るタブスタイル。タブはカーテン生地と同じ場合もある。
出典:DRAPES INDIA
▲丸く開けられた穴をハトメという。
その他のレール
フレキシブルレール
出典:Amazon
フレキシブルレールとは、曲げることができるカーテンレールのことです。
出窓をはじめとしたカーブを描いた場所に取り付けることができ、カットして長さを調整できるものもあります。
バランスレール
出典:AliExpress
バランスレールとは、(そのままですが)バランスを取り付けるためのレールのことです。
上の写真のようにマジックテープで取り付けるものと、フックを使って吊り下げるタイプがあります。
出典:飾りんぼ
▲マジックテープで取り付けるタイプのバランスレールの図
▼バランスってなんだっけ?という方はこちらから▼
間仕切りレール
間仕切りレールとは、カーテンを間仕切りとして使うためのレールのことです。
病院や診療所などでよく見られ、天井が高い場合は天井から吊り棒などを下ろして吊った状態でレールを設けます。
テンションポール
出典:HinataLife
テンションポールとは、窓枠などの両側に伸縮式のポールを突っ張らせたものです。
カーテンレールの無い場所でも簡易的なカーテンを取り付けることができ、出窓にファッション性のあるカフェカーテン(後述)などを装着する際にも用いられます。
交差レール
出典:LIMIA
交差レールとは、左右のカーテンからの光漏れを防ぐために、一部重なり合うようにしたカーテンレールのことです。
1列になっているレールを部分的に交差させているので、シアーカーテン用のレールがあった場合、3列になるので設置スペースの奥行きがやや大きくなります。
出典:カーテン天国
▲これが交差ランナー。ここにカーテンの端を掛けることにより・・・
出典:カーテン天国
▲カーテンの端が重なり、2本のレールでも光漏れを防ぐことができる。
スタイルカーテンの種類
スタイルカーテンとは、装飾性を高めるために窓の覆い方や収め方を調整したデザイン性の高いカーテンのことで、開け閉め自体を行わずに掛けっぱなしとするものが多いです。
スタイルカーテンの種類には、次のようなものがあります。
センタークロス
出典:大塚家具
センタークロスとは、2枚のカーテンを吊り元の中央部で突き合わせて固定し、下部のみ開いてタッセルで留めたスタイルカーテンです。
基本は開閉を行わずに、ドレープカーテンでもシアーカーテンでもフリルなどをつけてエレガントに装飾されることが多いです。
▲中心から生地を分けて左右に弛みを持たせたデザインはヨーロッパではスタンダードなスタイル。
クロスオーバー
出典:ネティア
クロスオーバーは、ぱっと見はセンタークロスと似ていますが、こちらは左右の吊り元が大きくクロス(交差)しているのが特徴のスタイルカーテンです。
やはりフリルなどで装飾されることが多く、開閉などは行わないのが一般的です。
スカラップ
出典:ネティア
スカラップとは、裾に湾曲をつけて窓の下側を見えるようにしたスタイルカーテンです。
裾のアーチのことを「スワッグ」といい、このスワッグが複数連続するタイプやW型やO型、M型など、さまざまなバリエーションがあります。
出典:TERI×TERI
▲スカラップはレースなどの透ける生地で仕立てられ、室内外から見えるようにされることが多い。上はM型のスカラップ、基本的には開閉しない。
カフェカーテン
出典:CECILE
カフェカーテンとは、窓の一部にテンションポールなどでレールを設けて、部分的に隠すようにした丈の短いスタイルカーテンです。
外部からの視線が気になる箇所の目隠しとして取り付けることが多かったのですが、近年ではインテリアとして好んで用いられています。
出典:Creema
▲もともとはカフェテリアで使われていたことからこの名がついたが、キッチンの小窓、リビングの出窓、玄関やトイレなどの小窓にも使われている。
セパレート
出典:飾りんぼ
セパレートとは、主に出窓や腰窓に数本に縦長に分けられた生地を吊り、丈の中央より少し下をタッセルで留めるタイプのスタイルカーテンのことです。
レースなどが好んで用いられ、裾にフリルなどが付けられることもあり、一般的に装飾性が高いのが特徴です。
基本的には開閉して使うものでは無いので室内が見えてしまいますが、窓辺を可憐に演出するのに適しています。
ハイギャザー
出典:SANGETSU
ハイギャザーとは、カーテンの裾に仕上げ丈に対して15%~25%ほどの長めのフリルを取り付けたスタイルカーテンのことです。
フリルがエレガントで軽やかさを演出するため、普通のカーテンにはないインテリア空間を創るのに適しています。
お疲れ様でした。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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