こんにちは、しけたむです。
この記事では
- 「NFTアートを壁に飾ったらどんな雰囲気になるか知りたい。」
- 「飽きっぽいので、1枚の絵画よりも自由に表示して楽しめるデジタルアートキャンバスに興味がある。」
とお考えの方に、
NFTアートをインテリアとして壁に飾ったらどんな感じになるの?という疑問について、実際に自宅に飾って検証してみたいと思います。
▼前回記事、NFTアートについてはこちら▼
▼次回記事、NFTアートを買ってみようはこちら▼
ハイテク額縁を選んでみよう
出典:Plazmonic
前回の記事で、NFTアートを表示させるためのディスプレイ機器であるデジタルアートキャンバス(以下、ハイテク額縁)について紹介させて頂きました。
「そもそもNFTって何ですか?」という基本的な質問から、「最先端過ぎてまだイメージできない」など様々な反響があり、インテリアに興味がある方はアート関連への興味も高いなーと感じました。
特に「実際に部屋に飾ってNFTアートが表示されている雰囲気ってどんな感じですか?」という質問が多かったので、今回の記事では実際にハイテク額縁を購入して実体験をレポートしてみようと思います!
というわけで、今回どのハイテク額縁にしようかと悩んで決めたのが、(株)プラズモニックジャパンが販売する『DIGITAL ART CANVAS DAC(以下、DAC)』です!
出典:Plazmonic
このDACはハイテク額縁の中でも最薄、最軽量が特徴の製品で、厚みはわずか13.9㎜と本物の絵画の額縁ほどしか無く、重量は3.2kgと片手でひょいと持ち上げられるほどの軽さなので、なんとなく壁に掛けてても「落ちてこないんか?」と心配する必要が無いのは心理的にも安心感があります。
また、NFTアート作品は正方形の作品が多いので、画面ぴったりに表示される正方形のディスプレイはとても有難いのです。
というわけで、1台目のハイテク額縁はDACに決定!
さっそくAmazonでポチってきました。
ハイテク額縁をセッティングしよう
今日は待ちに待ったDACの到着予定日。
インターホンのチャイムが鳴るのを、聞き逃さない様に静かにして待っています。
そして・・・
ピンポーン♪♪
「・・・っっっ!!!」
「はーい!!!」
ガチャっ
き・きたーーーーーー!!!!!
Amazonで購入してから2−3日ほどで届きました。
開封していないのにもうすでに軽いのは驚きです。
本体はこんな感じ。
▲ディスプレイはマットな質感。触り心地もさらさらで高級感がある。
サイズは ヨコ498.35mm x タテ498.35mm の完全な正方形で、持ってみると「意外とでかっ!」と感じました。
何度も言いますが、奥行きがとにかく薄い!
壁に掛けるものは、厚みがあればあるほど圧迫感を強く感じます。
これが会社のオフィスや商業施設などの広い空間で、離れた場所から眺める場合は圧迫感を感じにくいですが、自宅などのさほど広く無い空間で眺める場合、どうしてもこの「厚み」が気になりやすいのです。
手前がDAC、奥に見えるのがしけたむの自宅にかかっていた一般的に販売されているアートフレームです。
ご覧の通り、厚みはほとんど同じですねー
まずは動作確認のため、さっそく付属の電源ケーブルをつないでみるといきなりデモ画面がスタートしました。
おお・・・(感嘆)
これ画像で伝わりますかね、、、めちゃめちゃ高繊細。
最近のディスプレイってすごい進化してるんですね、
もはや本物の写真を飾ってるのと変わらないんじゃ?とまで思えます。
この時点ですでにワクワクが止まらない状態。
はやる気持ちを抑え、まずは専用のアプリをダウンロードして、DACとの連携作業を行なってみたいと思います!
専用アプリをダウンロードしよう
このDACの操作にはリモコンなどでは無く、専用のアプリ「Digital Art Canvas」を使って操作します。
Android用とiOS用があり、もちろんどちらも無料でダウンロードが可能です。
専用アプリによる遠隔操作は携帯端末と無線ネットワーク(Wi-Fi)環境を通じて通信しているため、Wi-Fi接続環境と4G回線以上のスマートフォン/タブレットが必須条件となります。
また、このアプリには「Googleドライブ」を利用しますので、Gmailアカウントの取得が必要です。
▲携帯端末の推奨iOSバージョンは「iOS10.0以上」、 推奨Androidバージョンは「Android6.0以上」となっている
アプリをダウンロード後、起動すると「会員登録」の画面が表示されましたので、まずはここをタップ。
会員登録画面では「メールアドレス」、「パスワード」、「電話番号」の入力が求められますので、大人しく入力します。
▲パスワード設定は4~20桁の半角英数で、(、。<>)などの記号や特殊文字は使用できない
全ての入力が完了するとログイン画面が表示されるので、たった今設定したばかりのアドレスとパスワードを入力してログインです。
すると「+」のボタンが表示された画面に変移するので、次はここをタップしてDAC本体と連携させます。
▲DAC本体との連携の前に、携帯端末のBluetooth機能をONになっているかを確認しましょう
するとDACのディスプレイ画面が切り替わり、スマートフォンアプリから「Display ID」を選択せよとの指示が表示されました。
▲「Display ID」は下の方に表示されている
スマートフォンに目をやると、この「Display ID」なるものが表示されているので、ここをタップします。
▲DAC本体と同じ番号が表示されているかを確認してからIDをタップ
このIDをタップすると無線LAN設定の入力画面が表示されました。
ここには持っている無線LANルーターの「SSID」と「パスワード」を手動で入力するようです。
無線LAN設定の入力が終わり、アプリの画面上に『Display1』と表示されていればDAC本体との連携は完了です!
▲「0%」という表示はこのアプリにアップロードされているコンテンツデータ(写真、動画)の容量で、最大容量は3GBほど。
コンテンツデータをアップロードしよう
いよいよスマートフォンに保存されているNFTアートの写真や動画のコンテンツデータをアップロードする作業に進みます。
右下にある「+」のボタンを押せば、コンテンツデータをアップロードしてどんどん追加していくことができます。
「写真」、「動画」からアップロードしたい対象のコンテンツデータを選びます。
▲アップロードできるコンテンツデータはスマホ内に保管されているものが対象となるので、予め表示したいデータをスマホ内に取り込んでおく必要がある。
追加したコンテンツデータは、以下のようにずらっと一覧で表示されます。
「スライドショー」というアップロードしたコンテンツデータを一定時間で順次表示させる機能を利用した場合は、左上の画像から順番にスライド表示され、スライド時間は 10秒 から 30分59秒 まで調整が可能です。
▲アップロードできるコンテンツデータは、静止画は12M以下、解像度:2880X2880以下で画像形式はJPEGのみ。動画は200M以下、動画形式はMOVとMP4のみ。
スライドショー機能を使用しない場合、一番左上にあるコンテンツデータが常時表示されます。
コンテンツデータをタップしたまま指をずらすと自由に順番を入れ替えることができるので、表示変更はめちゃめちゃ簡単です。
▲13枚アップロードしても使用している容量はわずか1%。写真だけならかなりの枚数がアップロードできそう。
本体を壁に設置してみよう
表示する準備ができたので、最後にDAC本体を壁に掛ける作業を行います。
壁掛けに必要なパーツは付属されていて、ビス2本で取り付けが可能です。
自宅は賃貸ですが、気にせず壁にプラスドライバーを使って金具パーツを取り付けました。
▲金具パーツが水平になっているか、しっかりチェックしましょう
賃貸だと「壁に穴を開けるのはちょっと怖いな、、、」という方もいらっしゃると思います。
その場合は、取り外した際に開いた穴を塞いで目立たなくする補修キットが販売されているので、以下の様な商品を試してみてください。
出典:Amazon
▲だいたい400〜500円くらいで販売されている
また壁がコンクリートの場合はドリルなどの工具で穴を開けるか、そもそも穴を開けられない場合もありますので、管理会社、もしくは設計会社へ問い合わせをすることをお勧めいたします。
壁掛けは、このように金物パーツの上部からひっかける様にして取り付けます。
出典:Plazmonic
▲金具パーツに固定後、しっかり取り付けられているか確認してから手を離しましょう
NFTアートをインテリアとして飾ってみよう
これですべての準備はOK!
ではさっそく電源を入れて、ディスプレイ画面にNFTを表示させてみます!
・・・・・・・!!??
▲YO-CO『Hello Cats #012』(2021)
インテリアアートとして飾れました!!!
・・・(しばし感動、絶句して眺める)
小さな画面で見ていたNFTアートが大画面に、しかもインテリアとしてもばっちりハマっています。
近くに寄って横から見ても、この高精細です。
もはやプリントアウトして飾っているのかと見紛うほど。
こちらのNFTアートは芸術家として活動されている「YO-CO」さんの作品で、猫やキノコのモチーフを生き生きと愛らしく描き出した『Hello Cats』というコレクションで有名です。
▲様々なNFTアーティストとのコラボレーション企画なども行っており、その活動から目が離せない
なんとか無事に表示もできたので、ちょっといろいろなアートを飾って遊んでみたいと思います。
まずはこちら!!
▲Crypto Cat Club『CryptoCat #0027』(2021)
しけたむアイコンとしても使用させていただいているこちらのNFTアート作品!
NFTアートと言えば「ピクセルアート(ドット絵)」(※)というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
※ピクセルアートとは
1pixel(ドット)単位で描かれる絵の総称。
コンピュータ画面上における出力最小単位の小さなマス目に色を置き、それを並べ合わせて表現した絵であり、レトロゲームに見られるカクカクとした見た目となるのが特徴。
ドット絵がインテリアアートになるのはかなり新鮮ですねー
かわいい、とにかくかわいい。
猫好きにはたまりません。
NFTアーティスト「Crypto Cat Club(クリプトキャットクラブ)」さんによるこちらのNFTアート作品は、いろいろな猫たちがメガネをかけたり、帽子をかぶったり、フード付きパーカーを被ったりとコミカルに表現されています。
あなた好みの一匹がきっと見つかるはず。
出典:Crypto Cat ClubさんのTwitterより
▲すぐに売り切れてしまうので、新作情報はTwitterでのチェック推奨
背景色も様々なので、お部屋のインテリアの挿し色に合わせてカラーまで選ぶとおしゃれ上級者っぽいまとまりのあるインテリアになりますよ。
▲SOYUMN『MOOGIE Face #0012P』(2021)
ちょっと元気を出したいとき、お友達を呼んでワイワイ盛り上がりたいときは、こんなかわいいポップアートがばっちりハマりそう。
「SOYUMN」さんが描く、変装が好きな謎の生き物『MOOGIE(ムーギー)』のコレクションは、愛らしくコミカルなキャラクターが印象的なとってもハイセンスな作品です。
▲何を考えているのだろう?なぜか気になるMOOGIEは、SNSのアイコンにもぴったり
▲BANILIZO『”Fallen”』(2021)
こちらのNFTアートは、イラストレーター「BANILIZO(バニリゾ)」さんが描く、古代ローマの彫刻作品を思わせる佇まいを持ちながら、アニメ風タッチで煙草をふかした女神が描かれたまるで現代アートの様な作品です。
現実に存在する彫刻の絵画や写真は多く存在しますが、このようなイラストレーターさんの独自の解釈と唯一無二の想像力で広げられた世界観のアート作品は、シンプルなお部屋にひとつ飾るだけでお部屋の格式をぐっと上げてくれる力があります。
PRAY ME#illustration #procreate #potofu pic.twitter.com/JKqqme2QNY
— バニリゾ (@hemptyempty) December 6, 2021
▲BANILIZOさんの作品は見惚れる様な色使い、静と動が内包されたストーリー性のある人物描写が多くのファンを惹きつけているいる。必見の作品はTwitterからチェックしよう。
▲カズシフジイ『Odango girl 4』(2021)
「存在感が強くてインパクトのあるアート作品をインテリアとして楽しみたいけれど、結局長期的に考えてシンプルで無難な作品を選んだよ」
という経験をされた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
ハイテク額縁を使用すれば気分によって気軽に作品の変更が出来るので、失敗を恐れずに挑戦できます!
こちらのエキセントリックなNFTアート作品は、コラージュアーティスト「カズシフジイ」さんによるコラージュアート(※)です。
※コラージュとは
フランス語で「糊付け」を意味する言葉で、写真や新聞などの印刷物から、布や植物、針金など異なる素材を組み合わせることで、素材本来のイメージから離れた新しいイメージを作り出す芸術的な創作技法。
技法自体は古くから存在し、中世貴族の遊びなどでも使われていましたが、いわゆる「芸術作品」としてのコラージュは20世紀初頭に「パブロ・ピカソ」と「ジョルジュ・ブラック」がキュビスム(いろいろな角度から見たものの形を一つの画面に収めて描く技法)の表現として取り入れたのが始まりといわれている。
カズシフジイさんはポスター、Webサイト、ロゴ、パッケージ、CDジャケット、アーティスト写真、MVなど様々なコラージュ作品を手がけ、Adobe(アドビ)主催の世界的コンテストでも準グランプリをはじめ数々の受賞歴を持つ、名実ともに日本屈指のスーパーコラージャー(コラージュする人)です。
Adobe年末クリエイティブコンテスト2021年の自信作を投稿します!
こちらはモデルさんカメラマンさんとのコラボ自主制作作品です。究極のかっこいいを追求しました!#2021年の自信作 #アドビ #デザイン部門 pic.twitter.com/bOpJ3YG2fB— カズシフジイ超コラージャー (@kazushi_fujii_) December 16, 2021
▲一度ハマったら抜け出せない。カズシフジイの世界への入り口は上記より。
▲存在感抜群のお洒落なNFTアート。
「壁に掛けないで、立て掛けて使用したい!」とお考えの方もいらっしゃると思われますので、ちょっと場所をチェンジして玄関に飾ってみたいと思います。
▲strange head『raccoooon head』(2021)
玄関の靴箱の上にDACを立て掛けて、電源は近くのコンセントからつないでみました。
おかえりの時に毎日違うアートが飾られていたら帰ってくるのが楽しみになるし、お客様がいらっしゃる時にはいきなり驚いてもらえそう。
玄関にもデジタルアートキャンバス、ありですね。
作品はイラストレーター「strange head」さんのもので、その名の通り奇妙な頭を持った生き物たちを時に可愛く、時におかしく描いた独特の世界観が魅力的なコレクションです。
▲おかしな頭を持つ人(動物)たちの作品は、想像の斜め上の発想で見ているだけでも楽しくなる
▲wooperからす『love pig』(2021)
もうこれだけ見るとディスプレイに表示されたデータに見えないですね、完全にリアルアートです。
NFTアートは自宅に居ながら何千何万ものNFTアーティストさんのコレクションを選んで購入できるのが楽しく、好みのアートを探したり、購入した作品をメタバース(仮想現実)空間に展示(※)して、美術館として多くの人に見てもらったりと楽しみ方が幅広く、ハマる人が続出しています。
▼(※NFTの楽しみ方については前回記事をどうぞ)▼
このかわいいアート作品はNFTアーティスト「wooperからす」さんのコレクションで、様々な動物たちと人間が独特の優しいタッチと色使いで表現されています。
出典:wooperからす
▲wooperからすさんのTwitterアイコン。イラスト依頼も受付ているので情報はTwitterでcheck!
▲春海にむ『Blue butterfly』(2021)
NFTアートにはさまざまな作品がありますが、肉筆で描かれたイラストレーションは特にアーティストさんの情熱や葛藤、魂とも言えるべき想いが伝わる様で、非常に人気の高いカテゴリーのひとつとなっています。
・・・近くで観ても、美しい(絶句)。
イラストレーターの「春海にむ」さんは、若い男女の人物画を得意としていて、とにかく線と色がすごい。
力強さと繊細さを兼ね備えた線運びに、自然光や宝石の輝きを作品の中に閉じ込めたような色使い、独自の世界観を確立した数少ないイラストレーターさんのひとりです。
透明感とカラフルをテーマに少年少女を描いている春海にむと申します🌷
こちらは@nimu_haru27のNFT専用アカウントです!
NFTに関する情報や、描きおろしイラストも展開して行く予定ですので、よろしくお願い致します🙇♀️
opensea▶️ https://t.co/zurKX4wfnP#NFT #NFTartist #NFTJapan #NFTCommunity pic.twitter.com/UvNg8PKPxa— Harumi Nimu🍀NFT (@nimuharu_nft) October 26, 2021
▲どうやって色塗っているんでしょうかね。気になった方はTwitterから過去の作品も見れます!
▼NFTアートの購入方法はこちらで解説しています▼
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はこれからの当たり前になりそうな、NFTアートを楽しむためのハイテク額縁『DIGITAL ART CANVAS DAC SQUARE』をレポートさせていただきました。
「自宅にアートを飾っているよ」という人のあるあるかもしれませんが、最初はうれしくて眺めていたアートも飾りっぱなしだと年月とともに次第にインテリアと同化して、あまり目をやらなくなるんですよね。
ハイテク額縁は本体の掛け替えなしで気軽にアートを変更出来てしまうのは本当に衝撃的ですし、NFTアートに限らずスマートフォンで撮影した写真も表示することができるので楽しみ方は無限大であると言えます。
新しいアートの楽しみ方提案、これからは選択肢のひとつとしてデジタルアートキャンバスでお部屋のインテリアを楽しむというのはいかがでしょうか。
お疲れ様でした。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
不明点などあれば、メールでご連絡をお待ちしております。
▼次回、NFTアートを買ってみようはこちらから▼