どうも、しけたむです。
この記事では
- 「NFTアートをインテリアとして楽しみたい。」
- 「NFTアートを1枚1枚プリントして飾るなんて面倒だ。」
とお考えの方に、
巷でなにかと話題のNFTアートをインテリアとして楽しむ方法について、良いところ、悪いところも全部まとめてインテリアのプロの視点で解説していきます。
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お気に入りのNFTアートを買ってみよう
NFTアート、みなさんはもう買われましたか?
「インテリアショップで売ってるプリントされたアートなら購入したことあるよ」と言う方も、ギャラリー(画廊)や個展に行って作家さんの作品を購入した経験がある人は少ないのではないでしょうか。
その様な場所へ行くのはなんとなく敷居が高い(場所が遠い、時間が無い、価格が高そう)ように感じますし、そもそも好きな作家さんが特にいない、と言う人も多いですよね。
出典:タグボート
▲ギャラリーはマンションの一室からホールのような広いところまで大きさはさまざま
しかしNFTアートはいつ、どこからでも世界中の作家さんの作品を閲覧できるので時間や場所の制約が無く、また過去に誰がいくらでどの作品を購入したのかなどの「購入履歴」、そして「転売履歴」まで表示されているので価格も分かりやすくなっています。
▲NFTアートの作品ページ。作品価格は暗号資産(仮想通貨)『ETH(イーサリアム)』と『$(USドル)』で表示されている。価格が付けられていない作品はこの赤い枠内は非表示となる。
また、好きな作家さんが特にいないという方は、自分が興味を持った作品を所有しているユーザーの「Collected(コレクション)」や「Favorited(お気に入り)」を覗いてみると素敵な作品に出会えるかもしれません。
▲ユーザー(EXILE 関口メンディーさん)のトップページ。NFTでは有名人のコレクションやお気に入りも確認できるのが魅力の一つ。チェックすれば気になる作家や作品はすぐに見つかるはず。
このようにして、まずはNFTアートを購入してみましょう。
この世で一つしかないお気に入りのNFTアート作品を所有すると言う感覚は、たとえデータであったとしてもきっと「なんともいえない満足感」で満たされることと思います。
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購入したNFTアートで楽しもう
アップルウォッチやSNSのアイコンとして楽しむ
さてお気に入りのNFTアートを購入したらただ所有しているだけでは無く、眺めて楽しんだり、誰かに見てもらいたいと思う様になることでしょう。
スマートフォンやPCの壁紙にするのはもちろん、「SNSのアイコン」や「アップルウォッチの壁紙」に設定することは、もはや当たり前となっています。
NFT Art表示機こと、Apple Watchが届いたので早速設定しました。
Akinaさんの作品です#NFTJapan #NFT #AppleWatch https://t.co/jQq1iwUhiL pic.twitter.com/FdS598dcI5— Rii2/リツ@NFT Artist (@rii2_4) November 1, 2021
Apple WatchとNFTの愛称は最強。
Coolすぎるやろ!! pic.twitter.com/hDDlmDRtC8— るいこさん/門田瑠衣子(もんだるいこ) (@RuikoMonda) October 21, 2021
また、今後X(旧:Twitter)がNFTを購入する際に使用するお財布(ウォレット)と連携できる様になるそうで、連携させてからXのアイコンをNFTに設定すると、所有者の証としてプロフィールアイコンのかたちが六角形になります。
(※2022年3月より、日本でも導入が開始されました!)
Twitter、プロフィール画像へのNFT認証機能が実装
⚡NFT Profile Picture
⚡イメージ動画がアップ
⚡設定するとアイコンが六角形にTwitterの月額有料サービスである「Twitter Blue」加入ユーザーは設定可能✨同サービスは日本ではまだ展開されていない😇 @TwitterBlue pic.twitter.com/tPeqgY97N7
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) January 21, 2022
おおおおおお!!!NFT使うとアイコンが六角形に!!!!実装されてるじゃないですか!!!!! pic.twitter.com/9H1sdvaw6B
— テツP💹NFT✖️資産形成 (@k2019_investor) January 20, 2022
仮想現実空間(メタバース)で楽しむ
仮想現実空間(メタバース)にアートギャラリー作って鑑賞するという楽しみ方もあります。
仮想現実空間にギャラリーを作るサービスは「OnCyber(オンサイバー)」が有名です。
▲OnCyberは仮想現実空間に自身が保有しているNFTを飾って自分だけのオリジナルのギャラリーを作ることができるサービスで、なんと無料で利用できる。
あたかもギャラリーに自分が入り込んだ感覚の体験ができる上、URLを第三者へ公開することにより「誰でも自分のギャラリーへ招待」することが出来ます。
ちなみにOncyberで利用できるギャラリーには「無料ギャラリー」と「有料ギャラリー」があり、それぞれのギャラリーで展示できる作品点数や見た目に違いがあります。
出典:CYBER
▲有料のOnCyberギャラリーの一部。大きなギャラリーには100点以上の作品展示が可能。
また、Oncyberを利用して「メタバース内で個展を開催する」という動きも見られます。
展示されているNFTアートの横にはキャプション(作品の情報や説明が記載されたもの)がひとつずつ添えられ、気に入った作品はそのまま購入することも可能。
個展に連動したグッズを用意するなど、それぞれが趣向を凝らした内容となっています。
✨🕊️個展のお知らせ🕊️✨
初の個展をCyberで行います!
今までのARTシリーズ10点を展示します。期間:11.18~30
🔗https://t.co/X6dMqdXp6r個展に連動させたグッズの期間限定販売も行います。
グッズ(販売は別途告知)
🔗https://t.co/XaPY6Ra6Rdぜひご覧ください✨#NFTJapan #nftart pic.twitter.com/DTJm2wIP6e
— Mai | bymai.eth 🅽🅵🆃 (@mai_sketch) November 18, 2021
NFTアートをインテリアとして楽しもう
▲2022年に発売予定のNFTアートデジタルキャンバス『Blackdove』
NFTアートはSNSや、スマートフォンやアップルウォッチなどのデバイス上、または仮想現実空間で楽しめるのはいいけれど、「結局現実世界では飾って楽しめないし、1枚1枚印刷でもしなきゃ部屋に飾れないなんて面倒くさいし、意味なくね?」という声がちらほら聞かれます。
部屋にも飾れないし実際のところ何を買ってるのかもわからない金額だけはやけに跳ね上がるNFTアートよりも、部屋に飾れて物理的に存在していて3,4千円位で買えるタペストリーを買う方が絶対価値あるだろ
目を覚ませ— Maher / Ayu-杏有- (@Ayu_0x4b4) October 17, 2021
高額なNFTを持ってても
壁に飾れないし、メタマスクに
眠ったまま。宝の持ち腐れとはこの事。
フェラーリでも買って
ブイブイ云わせたほうがいい。— yasoo3 (@yasoo3) September 23, 2021
やはり多くのNFTコレクターは「現実世界のお部屋に飾りたい」と考えている様です。
また、2次元と仮想空間でしか楽しむことが出来ないという思い込みから、「NFTの購入を思いとどまってます」というケースも多いようです。
NFTのコレクションを始めると、50枚、100枚はあっという間に集まってしまうので、「気に入ったNFTアートだけ印刷して額縁に入れて飾る」というのはなんとも前時代的で面倒くさいですし、印刷したアートは保管にも場所をとりますよね。
そんな時にオススメするのがデジタルキャンバスの『Meural Canvas Ⅱ(ミューラルキャンバス2)』で、Wi-Fi接続でNFTアートを表示させることができる電子キャンバスです。
Meural Canvas Ⅱ(ミューラルキャンバス2)
Meural Canvas Ⅱ(以下、Meural)はアメリカで1996年に設立されたNETGEAR(ネットギア)社の電子キャンバスで、2020年に発売されました。
サイズは2種類あり、27インチと21インチから選ぶことが出来ます。
出典:NETGEAR
▲左が21インチモデル(高さ: 61.7cm, 幅: 41.4cm, 奥行: 3.5cm, 重量: 7kg)¥73,405(税込)、右が27インチモデル(高さ: 73.4cm, 幅: 47.2cm, 奥行き: 3.5cm, 重量: 8.9kg)¥147,541(税込)
カラーはブラック、ホワイト、ダークウッド、ライトウッドの4種類。
これだけの種類があれば、どんなインテリアスタイルのお部屋でもカバーできそうです。
出典:NETGEAR
▲どの色にしようか迷った場合、お部屋の壁が白ならホワイトを選んでおけばまず問題は無い
付属のリモコンやコントローラーなどがあるわけでは無く、日常的な操作は「手の動き」と「スマートフォンに入れた専用アプリ」だけで完結。
手を左右にかざすことで「前後のアートへ切り替え」ができ、上下にかざすことで「アートの情報の表示、非表示の切り替え」というめちゃめちゃスマートな操作方法がうれしいです。
サイズ感や使用感は以下のNETGEAR社の動画がイメージしやすいので、ご覧ください。
ひとつのアートを表示し続けることもできますし、いくつかお気に入りのアートを登録してプレイリストを作って、スライドショーのようにして流すことも可能。
また、複数台Meuralを所持していれば、それぞれのMeuralで表示させることができるアートを変えることだって出来ちゃいます。
出典:NETGEAR
▲プレイリスト作成やスライドショー設定など、Meuralの操作と管理は全てアプリで行える。スケジュール機能をつかえば、曜日・時間ごとにどのアートを表示させるかを決めておくことができるので、自宅だけでは無くオフィス、各種イベントでも使えそう。
壁への取り付けは、ビス2本を壁に打ち込むだけで簡単に固定が可能です。
また、取り付け後でも別売のパーツを使って取り付ければMeural本体を回転させてタテ・ヨコの切り替えも簡単です。
出典:NETGEAR
▲表示させるアートによって、もしくはお部屋のインテリアによってタテ・ヨコ変えて楽しめる
出典:NETGEAR
▲本体を回転させるパーツ『Meural キャンバスⅡ 回転式マウント』¥11,110(税込) 左下に見える黄色い物体は、パーツが水平に取り付けられているかを確認する「水平器」
ただ難点としては、電源コンセントからの電源供給が必要なので黒色の「コンセントケーブル」が垂れ下がっているところが見えてしまうことです。
出典:NETGEAR
▲壁が白ならば上の写真のようにカバーケースで隠すこともできる
サイドボードの上に置いて使えばコンセントケーブルも見えませんし、取り付けの作業も必要が無いのでオススメです。
出典:NETGEAR
▲賃貸住宅など壁にビス穴を開けられない場合はこのように立てかけて置くのもあり
出典:NETGEAR
▲Meuralの下から見えてしまうコンセントケーブルはインテリア小物や植物などで隠せば目立たない
街の電気屋さんなら、壁の中を通してコンセントケーブルを別の場所に出すこともできるので戸建て住宅や分譲住宅にお住まいで、壁掛けでなおかつスッキリ見せたい時は検討してみましょう。(地域にもよりますが2−3万円くらいで出来る簡単な作業です。)
出典:NETGEAR
▲壁がコンクリートだとこのような工事が出来ない場合があるので、配線工事に関しては管理会社・設計会社・電気業社に相談しましょう
ディスプレイ部分は一般的なPCディスプレイなどとは異なり、「アート作品を美しく見せるための工夫」がされています。
まず1920×1080のフルHD画質は勿論のこと、ハイスペックTVでも使用されている視野角が最も広くて色変化が起きにくい「IPS方式の液晶パネル」を搭載。
アートの色彩の細部までを鮮明に表現するので、本物の絵画のような質感を再現します。
出典:TECWIND
▲特許取得済みの「TrueArtテクノロジー」はどの角度から見ても実物に迫るアートを再現し、アート作品の筆づかいまで表現できる。
また、ディスプレイ画面に特有のツヤを無くし、リアルな絵画と同じようなマットな画面状態にしてくれる「アンチグレアマットディスプレイ」と、光が反射して見えにくくなるのを防ぐ「環境光センサー」により、深い黒から豊かな色彩まで、1,670万色を完璧に表現します。
出典:TECWIND
▲特許取得済みの「TrueArtテクノロジー」はどの角度から見ても実物に迫るアートを再現し、Meuralキャンバスで最高傑作を表現する。
また、「NFTアートをあんまり持ってないよ!」という人でも心配はご無用。
年間¥8,483(税込)の有料の「Meuralメンバーシップ」に加入をすると、世界中から集められた30,000点以上のアートライブラリから自由にアート作品をダウンロードして楽しむことができます。
このアートライブラリは古典的なアートの名画から、新進気鋭のアーティスト作品まで順次追加がされているので、アート好きな方やちょっと飽きっぽい方にもオススメです。
出典:NETGEAR
▲Meuralの配信しているアートワークはこちらから確認できる
Meuralでは動画とGIFがサポートされているので、リアルなアートでは味わえない体験や使い方が出来そうですね。
ちなみにスピーカーは付いていないので音は出ません!
気になる電気代も1日8時間使用で計算してみると、東京電力料金でだいたい10円前後くらいなので、毎日使っても300円くらい。
めちゃめちゃ安いですね、電気代を心配せずに使えそうです。
DIGITAL ART CANVAS DAC
出典:Plazmonic
DIGITAL ART CANVAS DAC(以下、DAC)は2020年に発表されたデジタルアートキャンバスです。
基本性能や操作方法、及び壁面への取り付けなどはMeuralとかなり似ているのですが、DACは「正方形のキャンバス形状で画面いっぱいに正方形のNFTアートを表示できる」のが特徴です。
また、もう1つ特筆すべき点はその「薄さと重量」です。
Meuralのデジタルキャンバスの厚みは3.5cmであるのに比べ、「DACの厚みはわずか1.39cm」しかありません。
重量については、正方形タイプの「DAC SQUARE」は重さわずか3.2kgと、「Meural 21インチタイプ」と比べても「半分以下の重さ」なので、様々な場所に気軽に置いたり掛けたりと活躍しそうです。
出典:Plazmonic
▲正方形タイプの26.5インチ『DAC SQUARE』¥99,800(税込)(左:W498.35 x H498.35 x D13.9 mm 本体重量3.2kg)と長方形タイプの49インチ『DAC 49』¥262,680(税込)(右:W1104.2 x H634.4 x D13.9 mm 本体重量11.5kg)
サイズは2種類あり、「正方形タイプの26.5インチ」と「長方形タイプの49インチ」から選ぶことが出来ます。
Meuralとは違い、DACの長方形タイプは「壁に取り付けてからの回転はできない」ので注意してください。(タテヨコどちらの向きでも使用できるのは同じです。)
また、フレームのカラーバリエーションはブラック1色のみとなります。
DACシリーズのフレームの厚みは非常に薄く、フレーム幅も細いので、まるで本物のフォトフレームや絵画の額縁のようにシャープですっきりとしたデザインとなっているのが印象的ですね。
出典:Plazmonic
▲DACシリーズはフレームが薄く細いので、複数枚連続で壁にかけても存在感が気にならない
Meuralのようなジェスチャーによる操作はできませんが、専用のアプリをダウンロードすることにより直感的な操作を行える様になっています。(※)
(※コンテンツデータ及びデバイスの遠隔操作は、携帯端末と無線ネットワーク(WiFi)環境を通じて通信しているため、デバイス側のWiFi接続環境と4G回線以上のスマートフォン/タブレットは必須条件です。)
出典:Plazmonic
▲オンオフタイマーやスライドショー、曜日や時間ごとに表示したい画像も細かく設定できる
DACもMeuralと同様に壁にかけても、壁に立てかけてもOKです。
ただコンセントケーブルは常に接続しておく必要があるので、どのように目立たなくするかというのは考える必要がありますね。(コンセントケーブルのカラーはクリアー色で、そのままでも目立ちにくい配慮がされています。)
出典:Plazmonic
▲壁への取り付けは、付属の「壁掛け用ブラケット」をビスで壁に固定して本体を掛けるだけ
DACのディスプレイはMeuralと同スペックで、1920×1920のフルHD画質、ハイスペックTVでも使用されている視野角が最も広くて色変化が起きにくい「IPS方式の液晶パネル」を搭載しています。
アートの色彩の細部までを鮮明に表現するので、本物の絵画のような質感を再現します。
また、Meuralはパソコンなどのサブディスプレイとしては使用できませんが、DACにはMini HDMI入力端子が搭載された「DAC SQUARE mini HDMI」というモデルがあるので、その様な使用方法も検討されている場合は、このモデルを検討してみてはいかがでしょうか。
▼実際に使ってレポートしてみました!▼
Q.1 複数台のDACの制御は出来ますか?また携帯のスリープモード中(画面が消えている間)でも表示はされますか?
A.1 無線ネットワーク(Wifi)環境を使用して通信するため、同時接続台数はWifi機器の推奨接続台数内であれば問題ありません。スリープモード中でも表示されます。
Q.2 音声は出ますか?
A.2 スピーカーが無いので音声は出ません。
Q.3 連続使用による本体の発熱はありますか?
A.3 多少の発熱はあるので、1日の推奨連続稼働時間が決められています。
DAC SQUARE:1日連続稼働時間12時間
DAC 49:1日連続稼働時間18時間
Q.4 1日8時間、毎日使用した場合の1台あたりの電気代はおおよそいくら?
A.4 東京電力料金にて換算した場合は、以下の通りです。
DAC SQUARE:約12円/1日
DAC 49:約18円/1日
Q.5 保証期間はありますか?
A.5 DAC本体の保証期間は1年間(Meuralの保証期間は3年間)
お疲れ様でした。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
不明点などあれば、メールでご質問をお待ちしております。
▼次回記事、NFTアートをインテリアとして飾ってみた▼